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ジオ品川天王洲(マンションラウンジ・モデルルーム)へのコミッションワーク納入(東京)

ジオ品川天王洲のマンションサロンへ作品をお納めさせて頂きました。

2024年にはTERRADA ART COMPLEX目の前に新築されるジオ品川天王洲のマンションラウンジに設置いただきます。

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Artist: Shisa Yoshimi
Title: Seasons in the Anthropocene
Material: Acrylic, Pastel, on Wood pannel
Size: W3,600 × H1,000 ×D8 mm
Year: 2022
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本作では 画面の右から左へ、流れる季節・時間を表現しており、本作が設置されるロビーラウンジの窓から見える運河の流れへ接続します。

「季節」はお茶やお華、歌や香など、文化芸能の世界においては必ず組み込まれる重要な存在です。

通常「四季」と春夏秋冬の4つに分割して考えられていますが、「二十四節気」や「七十二候」のように、自然の変化をより微細に感じ取り、移り変わりの兆しを観察することは文化面だけでなく、農業や林業といった日々の営みにとっても不可欠な指針でした。
この「二十四節気」と「七十二候」の語末の組み合わせが「気候」の語源で、気候は季節の観察から生まれたと言えます。

本作も画面を四分割するのではなく、盛り上げられた絵の具の陰影や、数種類の質感の塗料や筆致を使い分けることで、季節や天候、時間帯で変わる光の加減で細かな変化や兆しを感じていただけるようになっております。

環境破壊により、私たちの幼少時代の気候と現在の気候は大きく変わってしまいました。
夏や冬はより過酷に より長期化し、毎年大型災害が起こり、生態系の著しい変化が生じるなど、私たちの知っている「季節」や「気候」はそれ自体も移り変わっています。
今ある季節はもう来ないかもしれない ということを考えながら、50年後も100年後も ここで美しい季節を皆様と過ごせますようにと、季節や気候の変化に気づき、向き合うことのできる作品を作りました。

※掲載のパースは完成予想CGです。設計段階の図面を基に描いたもので、外観形状の細部設備機器等を一部省略しております。
敷地内の樹木等はある程度生育した後をイメージして描いたものです。葉や花の色合い、樹形等はイメージであり実際とは異なります。
植栽計画は変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。なお、家具・調度品等に関しては変更となる場合があります。